こんにちは。
小冊子集客入門塾の十河です。
香川県の「東かがわ市」は
約25年前の平成大合併で誕生した新しい市です。
私の記憶では、当時の人口が4万人。
ただ、今では3万人を切ったと聞いています。
先日、そんな東かがわ市で頑張っている
3つの町工場を見学できる
「オープンファクトリー」に参加してきました。
一番印象に残ったのが、
廃業の危機を乗り越えて
見事に『脱・下請け』を実現した
江本手袋さんです。
2016年に真剣に廃業を考えていたが、
知人の紹介で中小企業家同友会に入会。
そこで、経営理念と向き合ったといいます。
いや、経営理念などという美しい言葉ではなく、
・なんのために手袋づくりをやっているの?
・そこにどんな価値があるの?
・江本手袋をどんな会社にしたいの?
と、同友会の仲間から徹底的に追及されたそうです。
最初は「この人たち何を言っているの?」と
戸惑ったり、反発しながらも
江本さんはその課題と向き合って、
今ではテレビの全国放送でも取り上げられるほどの
会社に生まれ変わったのです▼
https://www.emoto-tebukuro.jp/
江本手袋さんを見学していると、
そのエネルギーが社員(職人)からも
しっかりと伝わってきました。
とにかく、イキイキしているのです。
下請けでなく、メーカー/ブランドなのです。
笑顔で職人の匠の技を説明し、
さらに体験させてくれるのです。
私は江本社長に、
「江本さん、社長よりも社員さんの方が、
こんな会社見学を楽しみにしているのでは?」
と質問すると、こんな返事が返ってきました▼
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十河さん、そのとおりです♪
「工場見学をやろう」と社員に提案すると、
最初は
「なんでそんな面倒くさいことをやるの?」
「私は嫌です」
と、大反対されました。
それが今ではご覧のとおりです。
外へ向けてのブランディングだけでなく、
会社の内側からのブランディングも
進んでいるような気がします。
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私は工場見学を終えて
自宅へと向かう車の中で、
自分の仕事である『本づくり』について
考えていました。
経営理念は、
その会社の経営者の品格を表すといわれています。
今回、私が江本手袋さんのファンになったように、
小冊子を読んだ人が
「この著者の想いに感動した♪」
「私はこの会社が好きになった♪」
とファンになってくれるような本づくりを
お手伝いしていかなければと再認識させられました。