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●本を出版するために最初に取り組むこと

小冊子集客入門塾の遠藤です。

残暑お見舞い申し上げます。

 

最近は、せっかくの週末でも

外出するのが億劫なので

エアコンの効いた部屋で

本を読むことが増えました▼

著者は30年以上、出版社に勤めた後、独立。

 

現在は、

『本を出す人を日本一応援する編集者』を

世間に表明している出版コンサルタントです。

 

これまで500人以上の商業出版を実現してきた著者は、

本をつくりたい人に必ず最初に取り組んでもらうことが

あるそうです。

 

それが『出版企画書』を書いてもらうこと。

 主な項目は下記のとおりです。

 

・本のタイトル

・出版する目的

・出版したいと思った背景

・本の構成(章立て)

・本の概要(あらすじ)

・本の帯に掲載する文章

・作者のプロフィール

・類書(自分の本と内容が似ている本)

・類書との差別化

・本を広めるためのプラン

 

自費出版とちがって商業出版の場合、

本の作者は出版社から投資をしてもらい

原稿を執筆します。

 

これからつくる本が

『面白い本』『売れる本』であることを

出資者(出版社)にプレゼンするために、

本の作者は出版企画書をつくります。

 

一方、出版社にとっての出版企画書は、

本の作者と編集者が意思疎通を図り

一緒に『売れる本』をつくるための

設計図になるのだそうです。

 

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小冊子の作成も設計図が必要不可欠です。

 

これまでの経験上、

1冊の小冊子の原稿を書き上げるのに

要する期間はおよそ3か月。

 

この期間に費やす労力を軽減して、

スムーズに執筆を進めるための設計図は

『目次』が担ってくれます。

 

家を建てる時、まずは骨組みを組み、

どんな部屋をどこに配置するのか間取りを

事前に決めてから工事に着工しますよね?

 

小冊子の原稿を執筆する時も…

 

【ステップ1】骨組みをつくる   

 

 本文全体を4~6つの章に分けて

 『何を』『どんな順番で』

 読者に伝えるのか決めておく 

 

【ステップ2】間取りを決める

 

 それぞれの章で読者に伝えたいことを

 3~5個ピックアップして

 箇条書き(見出し)にしておく

 

【ステップ3】着工

 

 完成した目次(章立て)に沿って

 原稿を執筆する

 

以上の手順で進めていきます。

 

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仮に、本文全体を5つの章に分けて、

それぞれの章に4つずつ見出しをつけると

20個のブロックに区切ることができます。

 

100ページの本なら、

1ブロック5ページの文章量です。

 

漠然と100ページ分の原稿を

書こうと思うと気が遠くなります。

 

でも、1日1ブロック(5ページ)ずつ

書いていけばよいと思えば

それほど難しくない目標として

自分に課すことができます。

 

その目標をコツコツと達成していけば、

単純計算で20日後には

自動的に100ページの原稿が

書き上がっていることになります。

 

もちろん現実的には、

思うように筆が進まない日もありますし

そもそも執筆したくない日もあるので、

そう上手くはいかないのですが…。

 

それでも

必要な日数と必要な文章量を把握して、

あと自分がどれだけ頑張ればよいのか

ゴールが見えていれば

書き手の負担はかなり軽減できると思います。