こんにちは。
小冊子集客入門塾の遠藤です。
以前、あるお客様から
「これまで御社が出版した本の中で
著者の理念が最も感じられたのはどの本ですか?」
という質問がありました。
私はいくつかの候補が思い浮かびましたが
『開業論』という本を挙げさせてもらいました▼
なぜ、この本を選んだのかというと
読む人によって好き嫌いがはっきり分かれるくらい
著者の理念が伝わってくるからです。
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『開業論』は、長崎で歯科医院を営む鶴田院長が
6年前に書いた本です。
「将来は独立して、自分の医院を開業したい!」
と考えている学生や若い歯科医師に向けて、
過去に同じ道のりを歩んできた先輩として
これまでに培ったノウハウとアドバイスが
まとめられています。
鶴田院長がこの本を書いた目的は
次の世代の立派な歯科医師を本気で育てたいと
思ったからです。
高い志を持つ若者と出会うため、
地元の医大の進路指導課や就職課、
大学病院の医局に置かせてもらう、
また、就職説明会などの求人イベントで
参加者に配布していたそうです。
すると、予想以上に反響があり、
学生はもちろん、現役の歯科医師や
異業種の経営者にも広く読まれました。
あるコンサルタントからは
「教材として活用したいので100冊売って欲しい」
との申し出もあったそうです。
そして翌年には、ある出版社から申し出があり、
全国デビューも果たしました。
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『開業論』は
今も自院の求人活動に役立てられています。
鶴田院長は著書の中で
・どんな人物を求めているのか?
(どんな人と一緒に働きたいのか?)
を明確に提示しています。
だから、読む人によっては
「こんな熱意のある院長の下で働きたい!
歯科医師として着実にステップアップ
させてくれそうだから…」
と思う人もいれば、
「やらなければいけないことが
たくさんあって大変そうだな。
自分にはついていけないそうにない…」
と感じる人もいるはずです。
そして、
鶴田院長の仕事観や人柄に共感した人だけが
面接を申し込むことでしょう。
それは結果的に、採用する側と採用される側の
ミスマッチを解消していることになります。
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鶴田院長の試みは歯科業界だけでなく、
さまざまな業界に応用できる求人方法だと思います。
また、ご自身の理念を上手に文章化するヒントが
詰まった本だと思います。
興味のある方はぜひ読んでみてください▼