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●「小学生でも分かるように書け!」の真意を解き明かす

こんにちは。

小冊子集客入門塾 の十河です。

 

小冊子集客を私たちに教えてくれた神田昌典氏が、

口癖のようにおっしゃっていたのが

「小冊子は小学生でも理解できるように書きなさい」です。

 

また、テレビショッピングの有名企画プランナーも、

「中学2年生でも理解できるように説明しないと視聴者は買ってくれない」

「難しい説明は聞いてくれない。無視される」

と力説しています。

 

私も本を書くときは、

「小学生でも理解できるように……」と唱えながら執筆しています。

 

でも、大人向けの本やテレビショッピングなのに、

なぜ小学生や中学2年生でも理解できるように分かりやすく説明しないと、

人は行動を起こしてくれないのでしょうか?

 

その答えは、人間の脳が分かりやすい説明を好むからです。

 

いや、「好む」「大好き」を超えて、

分かりやすい説明が『正しい』のです。

仮に、その分かりやすい説明が間違っていたとしても、

「その分かりやすい説明が正しいであろう」と、

私たちの脳が判断してしまうというのです。

 

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

人間の脳は

 

・ 分かりやすい説明を好む

・「分かりやすい=正しい」と判断する

・ 私たちの脳は「無駄なエネルギーを消費したくない!」

 

という性質を持っているそうです。

 

そういえば私も、

「あ~、疲れた・・・今日の仕事はハードだったなぁ~」

と自宅に戻ると、さっとパジャマに着替えて、

食卓について美味しいビールを一杯飲んでから、

クイズ番組を見ている妻に、

「頭が疲れているので、僕の好きな番組に変えてもいい?」

と、確認をとる。

そして、録画している『水戸黄門』にチェンジします。

 

私の疲れた脳が▼

 

「僕は疲れています。

 簡単ストーリーの『水戸黄門』にしてください。

 『水戸黄門』なら私も楽できます。

 僕は『単純明解な 水戸黄門』の大ファンです♪」

 

というメッセージを送ってくるのです。

 

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集客/営業用の本・小冊子の原稿を執筆する時、

「読者は子どもじゃなくて大人なんだから、

 これくらいなら分かってくれるだろう・・・」

と、書き手は考えてしまいがちです。

 

でも、読み手(小冊子の読者)の脳は

「あなたの説明は難しすぎる!」と拒否してしまうのです。

 

ニュース解説、ジャーナリストとして有名な池上 彰さんは、

20~30年前のNHK番組『週刊こどもニュース』での

分かりやすい解説が評判となり、子どもだけでなく大人からも、

「池上さんの解説は分かりやすい♪」と大人気になりました。

 

失礼なことを言いますが、池上さんにも間違いはあると思います。

でも私は、

「池上さんの解説は分かりやすい♪」

「池上さんの言っていることは正しい♪」

と、池上さんのフリップを使った小学生、中学生でも理解できる

ニュース解説を楽しんでいるのです(^o^)