こんにちは。
小冊子集客入門塾の十河です。
『出版社から自分の本を出版して、全国の書店に並べる』
こんな夢が実現しても、
自分の思惑どおりにビジネスを拡大していける著者は、
極一部の限られた人だけです。
多くの著者は、発行から1年もすると、
「思ったほど問い合わせや相談がなかった・・・」
発行から3年もすると、経済状況や時流が変わって、
「もう、この本は使えないな・・・」
と、出版集客の夢から覚めてしまう著者が多いようです。
思ったほど問い合わせや相談がないの
『その出版本の読者対象が広すぎる』ことに尽きると思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・
出版社が全ての費用を負担してくれる『企画出版』は
最低でも3000~5000冊は売れるテーマの本でなければ、
出版社は請けてくれません。
たとえば、
アパートの空室対策に悩む大家さん向けの本を
出版するコンサルタントさんなら、
『アパート満室経営学』
あるいは、
『あなたのアパートを満室にする方法』のような、
何万人もの大家さんに向けたタイトルになると思います。
ですが、この手の本は既にたくさんあります。
実際に大家さんがこの手の本を購入して読んでも、
「私が抱える問題には該当しない内容だった……」
「総論的な内容だったので、
わざわざ著者に相談するほどではなかった……」
となってしまいます。
一方、弊社のお客様のコンサルタントさんは
出版社を頼らずamazon出版しています。
5000冊も売る気はさらさらなく、
全国の数万人の大家さんの中の僅か300人の限られた大家さんから、
「これは私のための本だ。勉強したい!」
と思ってもらえる本を出そうとします。
たとえば、
『学生数2000人ほどの地方大学向けアパート満室経営学』
『築15年の古い東向きアパートを満室にする方法』
というタイトルにして、読者対象者をギュッと絞り込むのです。
ここまで絞り込むことで、
「これは私のための本かも・・・」
「この著者からもっと学びたい。」
と、相談行動を起こしてくれる確率がかなり高くなります。
広いテーマの本/小冊子で多くの見込み客を広く集めるのではなく、
ギュッと絞り込んだテーマで少数の優良顧客を集める。
自分が得意とする『小さな分野』のテーマに絞った本/小冊子で
少数の本気客を集める。
情報大洪水時代には欠かせないマーケティング術だと思います。