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●『モノ』ではなく『人物』を売る

こんにちは。

小冊子集客入門塾 アート印刷の遠藤です。

 

三重県で外壁塗装専門会社『リペイント匠』を

営んでいる久保社長さんは

昨年4月に小冊子を出版しました▼

 

営業マンがお客様宅へ見積書を持参する際、

小冊子も一緒に渡しているそうです。

 

これまで1,500人以上に配布したそうですが

「お客様からとても好評で、成約率の改善に役立っている!」

と嬉しい報告をいただきました。

 

小冊子の読者が共感してくれているのは

第3章に集中しているそうです。

つまり、久保社長さんの人物像について書かれている章です。

 

私も幾度となく取材させてもらい

久保社長さんの熱い話を聞かせてもらったので

そうなる理由も分かります。

 

今の時代、家の塗り替えを成功させる

テクニック論はネットにあふれています。

だから小冊子の読者は、

その会社のトップ(経営者)の人物像を知って

本当に信頼できる業者なのかを見極めたいのだと思います。

 

実際、久保社長さんも

塗装品質の良し悪しを決めるのは

塗料や価格や営業マンではなく、

その会社のトップの考え方や想いが

大きく影響すると考えています。

 

「大企業はともかく、私たちのような中小企業は

 経営者の考え方や想いがその会社全体をカタチづくり、

 社員はその経営者の姿勢を見て育ちます。

 仮に私が、お客様のことは二の次で利益だけを追い求める経営者なら、

 社員も利益を確保するために平気でお客様にウソをついたり、

 工事を手抜きする集団に成り下がってしまうでしょう。

 また、私が社員を大切にしない経営者なら、

 社員もお客様を大切にしてくれません。

 だからこそ、常日頃から社員のお手本となれる経営者で在り続けたい」

 

と話してくれました。

 

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以前、あるコンサルタントさんが

「経営理念は社長の人格・品性を表すもの」

だと教えてくれました。

 

経営理念というと大袈裟に聞こえてしまうかも知れませんが

 

・起業にもっとも強い影響を及ぼした出来事や人

 または、なぜこの仕事に就いたのか?

 

・どんな人の、どんな不安や問題を解決したくて

 今の商品・サービスを開発したのか?

 さらにその過程でどんな試行錯誤があったのか?

 

・これまで仕事してきた中で、

 特に達成感や嬉しさ・悔しさを感じた瞬間や

 強く印象に残っているお客様とのエピソード

 

これらのことを丁寧に伝えることで

読み手は書き手の人柄や使命感を感じ取ってくれます。

そして、書き手の考えや想いに賛同してくれた人が

 

「こんな社長のいる会社なら安心して任せられる」

「この人に頼みたい!」

 

と思ってくれます。

 

企業の代表者の理念をきちんと伝えることは

お客様から選ばれるための選択基準のひとつです。