お客様から選ばれるための重要な選択基準

先日、あるコンサルタントさんが
「経営理念は、社長の人格・品性を表すもの」
だと教えてくれました。
その例として挙げてくれたのが出光佐三氏でした。
出光興産(株)の創業者です。

太平洋戦争の敗戦で会社が経営危機に陥った時、
「 仕事がないのではどうしようもない。一旦、会社を解散しましょう 」
という役員たちの提案に対して
「 社員は家族と同じだ。
  お前たちは家計が苦しくなると、家族を家から追い出すのか。
  こんな時こそ社員を守ってやらなければいけないのだ。 」
と、役員たちをたしなめたそうです。
そして、自ら仕事をかき集めて急場をしのぎ、社員の雇用を守り通しました。
そんな佐三氏の想いに社員は一致団結して、
大手石油会社へと成長させていったそうです。

僕はこのエピソードを知って、
初めて出光興産(株)の経営理念に掲げられている【人間尊重】の意味が分かりました。
ついでに、これからはできるだけ出光でガソリンを入れたいとも思いました(笑)。

仕事柄、全国の企業や医院のWebサイトをよく見ているのですが、
ほぼ全ての企業や医院に経営理念があり、それを明記しています。
ただ「使っている言葉はキレイだけど、肝心の中身がピンとこない」と感じることも多いです。

本当は、その社長さんの仕事に対する考え方やお客様への想い、
そして、もしかしたら出光佐三氏のような信念とそれにまつわるエピソードが加味されて
つくられた経営理念であるはずなのに、本当にもったいないと思います。

きっと大多数の社長さんが
「自分の理念について説明しなければ…」と肩に力が入りすぎているために、
文章も堅苦しくなり、イマイチ伝わりにくい経営理念になるのだと思います。

個人的には、わざわざキレイな言葉で短くまとめる必要はないと思っています。

・あなたの起業にもっとも強い影響を及ぼした出来事や人
  または、なぜこの仕事に就いたのか?

・どんな人の、どんな不安や問題を解決したくて
  今の商品・サービスを開発したのか?
  さらにその過程でどんな試行錯誤があったのか?

・これまで仕事してきた中で、特に達成感や嬉しさ・悔しさを感じた瞬間や
  強く印象に残っているお客様とのエピソード

これらのことをできるだけ丁寧に具体的に伝えれば
読み手(見込み客)は自然とあなたの理念や使命感を感じ取ってくれます。

企業や医院の代表者の理念をきちんと理解してもらうことは
お客様から選ばれるための重要な選択基準のひとつだと思います。

 

今回もさいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
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